今日、小学校からの友人の、ピアノのコンサートに行ってきました。
子どもの頃、そういえば彼女の演奏を何度か聞いたことがあって、
「ああ、すごい。なんだかわからないけど、これはすごい」と強烈に思ったことを、
思い出しました。
私は音楽にはちっとも詳しくないですが、
彼女の演奏は、音に「ドラマ」があるのです。
当時は、それをなかなか言葉にできなかったのですが、
言うなれば、「音が、なにか喋ってる」。
曲が、物語になっている。
こっちに向かって、なにかを訴えてくる。そんなピアノ。
彼女はずっとピアノを続け大人になり、プロのピアニストになったのでした。
大きな大きなコンサート会場で、
彼女は、彼女の演奏は今日、とてつもなく輝いていました。
やっぱり、音が喋っていて、
子どもの頃よりずっとずっとそれを強く感じました。
一緒に行った別の友人も「すごいよね。大人になってから聞くと、またすごいよね」と、
目を潤ませながら感動していて。
そんな彼女もまた、子どもの頃から変わらない、どこまでも優しい澄んだ目をしていて。
尊い。とうといなぁ。
私は、6歳から知っている二人を、
心から尊いな、すごい人たちだな、大好きだな、と思ったのでした。
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