• megumim1219

かならず、やらかす。



今日、なんとしてでも、16時までに目的地に着かなければいけない予定がありました。

不安だったので、しっかり準備をし、忘れ物のないように何度もカバンを確認。


手帳OK、

資料OK、

パソコンOK、

携帯OK、

電車の中で読む文庫本OK、

ついでに携帯の充電もバッチリ!


かならず何かを忘れたりヘマをする自分の性格をよくわかっているので、

それはもう、しつこいくらい何度も何度も確認。


指さし確認、よーしっ! 完璧!


私にしてはめずらしく準備万端。

やればできるじゃ―んとニヤニヤしながらいざ出発。


鼻歌を歌いながら、のんびり自転車で最寄駅へ。

秋の風を感じながら、ふふんとご機嫌でペダルを漕ぐ。

犬の散歩をしている人をゆっくり追い越す。白いワンコと目が合って「かわいいね」と微笑みかける余裕さえある。

ゆとりがあるって素敵♪

事前準備って大事♪

駅の駐輪所に自転車をガチャンと停め、颯爽と駅に向かって歩き出し、

さあ、いざ改札口へ……。


で、気づく。

「さささささ、財布がない……!」

カバンに入れていたはずの財布。

そ、そうだ。

さっき、新聞の集金があって、カバンから財布を出して、それで、それで、玄関に置きっ放しじゃないかっ……!


一気に顔面蒼白。


スマホにはSuikaのアプリを入れていない。

Pay payの残高も200円を切っている。

充電だけは満タンだけど、そんなのもはや意味がない。


震えながら、腕時計を見る。

今から大急ぎで帰っても、もう絶対に待ち合わない。

あんなに余裕があったはずの時間が、一気にマイナスになる恐怖。


ちゃんと準備したのに。

あんなにチェックしたのに。


かならず、なにかをやらかす。それが私。

自分のダメさ加減に白目を向きそうになりながら、なんとかして電車に乗る方法を必死で考える。

「どなたか、おろかな私に電車賃を貸してください!」と、駅で叫びながらうろたえる自分しか想像できない。

ダメだ。もう戻るしか道はない。


駐輪所に猛ダッシュで戻り、チキショウ〜と歯を食いしばりながら自転車にまたがる。(停めてから10分以内なら料金は無料)

つい数分前に「秋っていいよね」とご機嫌で通った道を、死にものぐるいで逆走する。紅葉し始めた葉っぱも、秋の心地よい風も、もう何も感じない。

さっき追い抜いた白いワンコとすれ違う。

鼻水を垂らしながら逆走する余裕のない女を、ワンコが悲しげな瞳で見つめているけど、それを気にしている暇もない。私には、もう1分たりとも余裕なんぞないのだ。

ゼェゼェとひたすらペダルを回しながら、うずまいていたのは、

自分への、凄まじい怒り。


なにやってんだ!!! 


すべて自分への怒り。悲しい。なんで私はこうなんだ!! チッキショウ!

結局、 財布を取りに家に戻り、もう電車じゃ間に合わない! と途中でタクシーを拾うことに。

結果、運転手さんのナイスドライビングのおかげで(大感謝!)ギリギリ遅刻はしませんでした。ああ、なんという奇跡。滝のように汗を流す、ものすごい形相の怪しい女を快く乗せてくださって感謝しかございません。


ほんと、このどうしようもない自分を、どうにかしなくては……。

反省の日々です。